漢方

これまでの診療のなかで、認知症の徘徊や夜間せん妄、物取られ妄想等の症状を抑える為、鎮静効果の強い精神薬が使われ転倒や誤嚥性肺炎といった副作用が起きてしまうことがありました。

また一般的な薬を飲むと副作用ばかり出てしまい大変な思いをしたというケースもありました。

このような患者様に苦痛を伴わない治療をしたいと考え行きついたのが漢方でした。

漢方は元来生薬である為、西洋薬よりも副作用が少なく安全に使用できるのが強みです。

また、漢方ならではの切り口で治療を行えるのも魅力です。

例えば西洋医学で「うつ」と診断された患者さんの中には東洋医学的に「気鬱」であったり「気虚」であったりする場合があります。

複眼的な見方をすることにより使える治療手段も広がることで最終的には患者さんのメリットになるのではないかと思っています。

東洋医学では、いわゆる「病名診断」ではなく「状態像診断」を行います。

具体的には、身体が冷えてるのか熱を持っているのか、乾いているのか湿っているのか、病が表にあるのか裏にあるのか等です。

その状態を判断する為に、や脈、お腹や指先、爪などを拝見させていただきます。