鬼滅の刃ヒットを精神科医の目線から

2020年12月10日 17:17

鬼滅の刃が社会現象になっていると最近よくニュースになっています。

鬼滅の刃のキャラクターは「過去や幼少期に辛い体験をしており、それが今に繋がっている」という共通点があります。

精神科医の立場から考えるとそれはアダルトチルドレン(AC)というキーワードを着想します。

読者はACのキャラクターに共感魅了され、細やかな「投影同一視」を起こしているのかもしれません。

現代の日本国民もAC特性を持っている人が多いのかもしれません。

よく昼休みに窪田心理士と意見交換をするのですが、先日こういった話題になりました。

ACは薬で解決することはなく、カウンセリングで過去から現在を「整える」必要があります。

ACは正式な医学病名ではありませんが、本人は大変生き辛く苦しんでおられます。

当院ではACと私が判断した場合はカウンセリングを推奨しております。

中々治らない患者さんの背景にACや発達障害が隠れている事がとても多いです。

過剰診断は厳に慎まなければなりませんが、治療が上手くいかない時にACや発達障害を見逃していないか今一度見直すという姿勢が大切だと考えております。

ACのクライアントが「他人の評価に左右されず、ありのままの自分でいい」と思えるように窪田と私でサポートしていきたいと考えております。