カウンセリングの主導権
 
           
                    2020年07月25日 09:28    
              									
                    
		
		      
                        
                      			
              
                    
                      
                
          
            カウンセリング受けてみたいけれど、
過去カウンセリングで傷付いたので、もう受けたくない。
そういう方、実は多いです。
誤解されていることなのですが、実は、カウンセリングの主導権は、カウンセラーにあるのではありません。主導権はクライエントのみなさんにあります。   
クライエントのみなさんは、カウンセラーを30分3000円で雇っているのです。 
なので、カウンセリングについて意見することも、カウンセラーを解雇することも自由です。 
例えば......。
「カウンセラーが提案した、カウンセリングの効果が感じられない」 
とても大事なご意見です。カウンセリングの方法はたくさんあるのですが、それぞれの方法に相性があります。違うカウンセリングの方法を試してみましょう。   
「過去を話すのは苦しいので、違うやり方をしたい」
これも大事なご意見です。必ずお伝えください。今の辛さを扱うカウンセリングに切り替えましょう。 
「カウンセラーに拒否されている感じがした」
ぜひとも、そう感じたら話してくださいね。
私にデリカシーがなかったのかもしれないし、拒否されていると感じてしまうところに、重要な回復への鍵があるのかもしれません。  
「もう少し若いカウンセラーがよい」
これも伝えてくださいね。ただ、これに関しては私の努力ではどうにもなりません。クリニックには年齢が若い女性カウンセラーもいますので、紹介させていただきます。   
「金銭的に厳しくなったので、カウンセリングの間隔を空けたい」
大丈夫です。みなさんの経済状況に合わせてカウンセラーを雇ってくださいね。 
「回復してきたので、カウンセリングを卒業したい」
回復してきたという感覚を伝えてもらうことは大切です。卒業の決定権はクライエントのみなさんにあります。 
「こんなこと言うと申し訳なくて......」
そう思って我慢する方も多いです。
でも、私は言ってくれた方が嬉しいですよ。
カウンセリングは、みなさんが思っている以上に自由な場所です。
みなさんの回復のために、カウンセラーを雇ってみませんか?
窪田佳美 
