役割を繰り返す

2025年10月02日 10:02

親のことが嫌いなのに、


親のような人から好かれてしまう。



実はこれ、アダルトチルドレンの方たちからよく聞く話です。



そうなってしまう理由は、


子ども時代にあります。



子どもは、1人で生きていけるわけではありません。



親が嫌いでも、逃げられない家の中で子どもは生きていくしかありません。



そのような中、子どもは生き抜くために、


たとえ嫌いであっても親を心地よくさせる役割を身につけます。



親が喜ぶように。



親を怒らせないように。



親を悲しませないように。



子どもの頃に身につけたその役割は、


大人になっても繰り返してしまうもの。



結果、それが親と同じ性質の人たちを心地よくさせてしまい、そのような人たちから好かれてしまうのです。



その状況を変えるためにできること。



それは、子どもの頃に繰り返した行動を変えてみることです。



大人になった今、私たちは、



親がいなくても生きていくことができる。



逃げられないない場所にいるわけではない。



相手にNOと言うこともできる。



相手と距離を取ることも、


さようならすることもできる。



たとえそれが難しくても、



愚痴をだれかに話すことができる。



傷ついた自分をケアしてもらう場所に足を運ぶことができる。



もしもあなたが、


あなた好みでない人間関係の中にいるのなら、



あなた自身の行動を変えてみませんか?




窪田佳美