役割を繰り返す
親のことが嫌いなのに、
親のような人から好かれてしまう。
実はこれ、アダルトチルドレンの方たちからよく聞く話です。
そうなってしまう理由は、
子ども時代にあります。
子どもは、1人で生きていけるわけではありません。
親が嫌いでも、逃げられない家の中で子どもは生きていくしかありません。
そのような中、子どもは生き抜くために、
たとえ嫌いであっても親を心地よくさせる役割を身につけます。
親が喜ぶように。
親を怒らせないように。
親を悲しませないように。
子どもの頃に身につけたその役割は、
大人になっても繰り返してしまうもの。
結果、それが親と同じ性質の人たちを心地よくさせてしまい、そのような人たちから好かれてしまうのです。
その状況を変えるためにできること。
それは、子どもの頃に繰り返した行動を変えてみることです。
大人になった今、私たちは、
親がいなくても生きていくことができる。
逃げられないない場所にいるわけではない。
相手にNOと言うこともできる。
相手と距離を取ることも、
さようならすることもできる。
たとえそれが難しくても、
愚痴をだれかに話すことができる。
傷ついた自分をケアしてもらう場所に足を運ぶことができる。
もしもあなたが、
あなた好みでない人間関係の中にいるのなら、
あなた自身の行動を変えてみませんか?
窪田佳美