損得勘定の落とし穴
人は得したいと思うもの。
損したくないとも思うもの。
ただ、その損得勘定が強くなり過ぎると、
成果は上がるが幸福度は下がると言われます。
その理由については、たくさんの研究があるのですが、その中のプロスペクト理論を紹介します。
この理論によると、
人は「1万円得した喜び」よりも、「1万円損した痛み」を約2倍も強く感じることがわかっています。
損得勘定が強い状態とは、脳がこの「損した2倍の痛み」を引きずり、「損する2倍の痛み」に怯えている状態なのです。
そのため、99個の得があっても、たった1個の損に囚われることになり、幸福度が下がってしまいます。
損得勘定は生きるために必要なものですが、
それに囚われ過ぎているときは、
適度に手放しましょう。
客観的に、得していることに目を向けてもよいかもしれませんね。
「2倍の痛み」で、
すでに得ている大切なものを失うことの方が、
きっと最大の「損」なので。
窪田佳美