記事のアーカイブ

治療の目的

2024年07月01日 12:28
「薬を飲み忘れて、まだ余っていてすみません・・・」と患者さんに謝罪されることがあるのですが、当院では気にする必要はありません。我々の目的は患者さんに薬を飲ませることではなく、心身ともに健康でいて欲しいというのが一番の思いですから。薬を飲み忘れても健康でいてくれたらOK渡邊院長

沈黙の螺旋理論

2024年06月23日 10:32
なんとも堅苦しい題名ですが、これは50年以上前の社会心理学の理論です。少数派は多数派からの反対や孤立を恐れ沈黙し、多数派はより雄弁になるという理論なのですが、この傾向は、50年経った今も変わらないどころか、さらに強くなっている気がします。三人寄れば文殊の知恵と言う言葉がありますが、この理論によると、10人集まっても、100人集まっても、文殊の知恵どころか、集団の決定は間違う可能性があるのです。忖度のやり過ぎは時として、集団のためにならないのかもしれませんね。そして、この理論でわかることは、いかにこの社会が、本音を話しにくい場所なのかということです。言えない本音は心の奥に追いやられ、これが蓄積す

主役は誰か

2024年06月01日 16:24
医師がどんな治療をしたいかではなく、患者がどんな治療を希望しているかが大切です。治療の場において主役は患者さん本人です。その為の判断材料を提供する事や、自分で決められない場合の判断は医師が行います。渡邊院長

母の日・父の日

2024年05月14日 09:51
母親に感謝を伝える母の日、父親に感謝を伝える父の日。とても素敵な習慣です。ただ、これらの日が苦しくなる人がいます。親に感謝できない。そんな自分を責めてしまう。確かにこれは苦しいですね。1つの事実があります。親の仕事は、愛することと自立させること。そのように育てられると子どもは、自然に親に感謝したいと思う大人になります。つまり、親への感謝の感情は、親子関係の積み重ねで起きるもの。あなたが親に感謝できない理由が、親子関係の積み重ねにあるのなら、そんな自分を責めないでくださいね。あなたは何ひとつ悪くない。もしもあなたが、親から愛されていなかった、もしくはあなたが、親から自立させられていなかったとして

誰の為の勉強

2024年05月02日 08:45
子供の時は、認められたい、負けたくないと勉強。医者になってからは勉強して治療した結果、患者さんが症状緩和して嬉しいから勉強。渡邊院長

眉間の皺

2024年04月16日 17:06
ある(架空の)ACのモノローグ母親の眉間の皺を見るのが嫌だった。私は、母親が眉間に皺を寄せなくてすむ、そんな子どもになりたかった。母親の眉間に皺が無いと、私は私に価値を感じ、母親の眉間に皺が寄ると、私は私を強く責めた。私は、勉強も家事も頑張った。そして、おとなになった。私は、母親が眉間に皺を寄せなくてすむ、そんなおとなになれただろうか?ある日、ふと鏡を見ると、私の眉間にも、母親そっくりの深い皺が刻まれていた。あんなに嫌いだった眉間の皺。私は、私が嫌いな私になっていた。今までは、母親の眉間の皺を無くすために生きてきた。これからは、自分の眉間の皺を無くすために生きていく。だって、私の人生は、私のも

価値観

2024年04月01日 18:19
人の価値観は様々です。地位や名誉、家族、お金、頭の良さ、運動神経の良さ、性格の良さ。どれが一番大事に思うかは人によって違うし、そこに優劣は存在しません。自由です。自分の価値観を他人に強要してはいけないし、自分と違う価値観を否定する権利もありません。自分が大事だと思うことを貫く権利を皆持っています。大事にしてください。渡邊院長

診療時間と予約対応

2024年04月01日 10:35
2024年4月1日から医療機関も厚労省の残業規制(働き方改革)が開始されます。当院は法令遵守で運営しておりますので時間外対応や時間外労働は基本ありません。予約時間厳守で御願い致します。なお当院は完全予約制ですので予約がない場合は対応できません。

日々のタスク

2024年03月26日 17:58
失敗しないようにする。怒られないようにする。嫌われないようにする。それらを日々のタスクにすると、不安になってしまい、身動きが取れなくなってしまうことがあります。もしもそのような日々のタスクで、身動きが取れなくなっているのなら、日々のタスクを、具体的な行動のみに書き換えてみましょう。例えば、8時の電車に乗る。職場に着いたらパソコンを立ち上げる。書類を作成し、上司に提出する。具体的な行動のみに焦点を当てると、たとえ不安だったとしても、するべきことが明確になってきますよ。ちなみに、仕事をするのに必要なタスクは、「あいさつする」と「仕事をする」その2つだそうです。仕事に行くのが不安なときは、具体的な行

紙のカルテ

2024年03月01日 10:52
最近は電子カルテが主流になってきました。しかし私は敢えて紙カルテを使用しています。電子カルテを使用するとパソコンの画面ばかり見て患者を診る時間が減るからです。患者の表情、顔色、ちょっとした反応、その全てが大切な所見です。せっかくクリニックに足を運んで対面でお会いしているので、そこでしかできないことをしたいものです。遠隔で、リモートで、PC越しで、ただ処方だけならロボットやAIの方が速くて正確と思います。私は今後DX化が進んでも紙カルテを使い続けていきたいと思っています。渡邊院長
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