記事のアーカイブ

自分を変えられないあなたへ

2022年12月15日 14:46
期待に応えるのを、やめられない。気持ちを押し殺すのを、やめられない。機嫌を伺うのを、やめられない。お世話焼きするのを、やめられない。自分を傷つけるのを、やめられない。そんな自分を責めないでくださいね。自分を変えることは簡単なことではありません。特に、あなたの子ども時代が、期待に応えないと、認めてもらえない、気持ちを言葉にすると、否定される、機嫌を伺わないと、安全でない、お世話焼きをしないと、居場所がない、自分を傷つけることでしか、自分を癒すことができない、そのような子ども時代であるのなら、なおさらです。子どものあなたは、大変な子ども時代を、そうやってやり過ごしながら、今のあなたへと命を繋いでき

バーンアウト

2022年11月16日 21:42
熱心に仕事などに取り組んでいた人が、突然燃え尽きたようにやる気を失ってしまうことを、バーンアウト(燃え尽き症候群)といいます。バーンアウトの予防策としては、「自己犠牲しないこと」です。自己犠牲をすると、どうしても「結果が出ること」や「認めてもらうこと」を期待しがちになります。それが叶わないと、疲れや虚しさ、怒り、がどっと押し寄せて無気力になるのです。幼少期から頑張ることが当たり前だった方は、自己犠牲に気付かないことも多く、特に注意が必要かもしれませんね。仕事のため、家族のため、彼女のため、友人のため。私たちは、知らず知らずのうちに、自分以外のために、自分を犠牲にしがちです。疲れや虚しさ、怒りを

引き算

2022年11月01日 10:15
若い頃は「良い事を沢山言うのが良い面接」(足し算)と思っていた時期もありましたが、最近は「余計な事を言わない、自分の興味本位で余計な事を尋ねないのも大事」(引き算)と感じています。足し算から引き算へのパラダイムシフトが起きています。渡邊院長

コントロール欲求

2022年10月18日 16:19
子どもは、親子関係が良好でないと、親に対して、「もっとこうであってくれたら」という欲求を持つようになります。この思いが叶わないままおとなになると、相手に対して、「もっとこうであってくれたら」という欲求を持つようになります。「こうであってくれない」親といて辛かった過去が影響し、「こうであってくれない」相手といるのが落ち着かないのかもしれませんね。相手をコントロールできると、安心に繋がるのですが、相手をコントロールできないと苦しくなったり、相手をコントロールできないと怒りになったり、そして、関係を終わらせてしまうとも。しかし、人間関係の原則は、相手を変えることはできない。変えることができるのは自分

人生徐行運転

2022年10月08日 08:54
先生忙しくて大変でしょう?と言われますが、そうでもありません。フルパワーの半分程度で手を抜いていますから。昔一生懸命生きすぎて壊れかけた事があり、気を付けております。渡邊院長

お知らせ

2022年09月17日 16:33
9月18日、台風で来院が難しい方のために、オンラインカウンセリングを準備しています。オンラインカウンセリングへの変更を希望される場合はご連絡くださいね。よろしくお願いします。窪田佳美

大切な人を失ったあなたへ

2022年09月09日 14:04
大切な人との別れ、辛いですね。辛いあなたに、周りの人は、いろいろアドバイスしてくるかもしれません。くよくよしても仕方ないよ。前を向いて生きなさい。あなたがしっかりしないと。もっと大変な人もいるんだから。きっと時間が解決する。 そんなアドバイスに応えられない自分を、どうか責めないでくださいね。当たり前だと思っていた日常が断ち切られ、あなたは「辛い」ということで、いっぱいいっぱいなのだから。あなたは「辛い」ということで、生きることすら大変なのだから。あなたはたくさん泣いていいのです。あなたは気持ちを吐き出していいのです。一人で悲しむのが辛い時は、あなたの話をそのまま聞いてくれる場所に、足を運んでい

「許す」ということ

2022年09月04日 16:59
人の失敗を責めるのではなく許す。これは大事ですね。よく「先生の指示を守れてなくてすみません」と言われるのですが、全然問題ありません。「また一緒に他のやり方考えましょうね。」と伝えていますし、そうしております。渡邊院長

メンタルチェッキング

2022年08月23日 09:09
出かけた後に、「あれ、家に鍵かけたっけ?」と不安になることありませんか?そんな時、私たちは鍵をかけたシーンを頭の中で思い返します。その思い返しのことを、メンタルチェッキング(頭の中での確認行為)といいます。よくやってしまう行為ですが、強迫性障害の方にとってはこれが、回復の妨げとなります。強迫性障害からの回復のためには、少しずつ「強迫行為を手放していくこと」が必要です。手放す時には大きな不安を伴うのですが、時間が経てば、必ずこの不安は小さくなっていきます。不安が小さくなることが実感できるようになったら、強迫行為は手放しやすくなるのですが、メンタルチェッキングをすると不安が小さくなるどころか、ます

発達障害の診断

2022年08月01日 08:40
どんな検査をしても発達障害の確定診断は出来ません。幼少期の様子が分からないと。例えばADHDの診断基準には「12歳以前から症状がある事。」と明記されています。そこがクリアにならない限り確定診断は保留という事になります。渡邊院長
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