記事のアーカイブ

月曜日の朝

2021年03月15日 10:05
ちょっと憂鬱ですよね。仕事いやだな、行きたくないなとか。自分もよくなりますね。しかし同時に「仕事がなかったら人との関わり、社会との関わりも絶たれるかもしれない。仕事や患者さんに自分は生かされている可能性あり」とも考えます。やりすぎず、他人を不快にさせないを目標に今日も月曜日の朝、出勤です。渡邊院長

相手に批判されたとき

2021年03月06日 16:08
相手からの批判、辛いですね。「私はダメだ」と思ってしまうかもしれません。「私はダメだ」と思ってしまう前に、ちょっと立ち止まって、相手の批判を2つのパターンに分けてみましょう。もしも、相手の批判が、客観的な「助言」だったら......。相手は、あなたの状況改善のために、何かを提案してくれているのかもしれません。「私はダメだ」と思う必要はありません。あなたは相手の「助言」から、自分に必要なものを取り入れ、あなた自身のために成長することができます。もしも、相手の批判が、感情的な「攻撃」だったら......。相手は、あなたの状況改善のために、何かを提案してくれているのではありません。ただ、あなたに感情

条件付き愛情

2021年03月05日 10:44
いい子でいたら優しくしてあげる、成績が良かったら愛してあげる。でも、いい子でなかったら、成績が悪かったら、うちの子じゃない。という育て方をすると、「人前ではいい子を演じよう、成績が悪い自分や成果を出せない自分には価値がない、生きてる意味がない、他人の評価を気にしすぎて本当の自分がわからない」というACになっていきます。子供は親の作品ではなく一人の人格を持った人間です。立派に一人前になってほしいという思いは分かりますが、やりすぎは禁物です。無条件の愛情、無償の愛という事がいかに素晴らしいかと実感します。渡邊院長

色んな言葉

2021年03月02日 12:12
「あなたの為を思って」「もっと辛い人は沢山いる」この二つのワードは巷では良く使われますが治療的には少し気を付けるべき発言です。前者は抵抗する相手に自分の考えを押し付けたい時に使われる可能性がある言葉です。後者は相手の辛い気持ちに寄り添わず、話をすり替えて一般化してしまっています。いずれも注意が必要な言葉です。渡邊院長

お知らせ

2021年03月01日 15:29
緊急事態宣言は解除されましたが、ミーティング、家族会に関しては、まだまだ皆様が安心して参加できない状況が続いているため、大変申し訳ありませんが、当面の間お休みにすることにしました。また、状況が落ち着いたら、今後は定期的ではなく、年に1回という形で、イベント的に行う予定です。安心して参加できる状況で、出来るだけたくさんの人を集めて、みなさんの悩みの共有や対処法の学びができたらと思います。その際は、またブログで告知しますね。一方、現在、カウンセリングの方が大変混雑しており、なかなか予約が取りにくい、もしくは予約変更がしにくい状況が続いています。よって、これからは、今までミーティングを行っていた、水

ランチョン会議

2021年02月24日 12:12
私と窪田佳美心理師は昼休みにしばしば昼食をとりながら難しい症例について意見交換をします。会議というと固いですが要するに「自分はこの症例について、こう考えています」といった見立て等を話し合ったりしています。自分と違う職種や自分と価値観の違う人の意見を聞くことで今まで見えていなかった事に気付くこともあり、患者像がより立体的に見えるようになり、結果として解決への新しいアプローチや切り口のイマジネーションが湧いたりもします。自分の考えに固執せず両耳で出来るだけ多様な意見を聞くということが洞察を深め、最終的に患者さんの為になると考えています。 情報共有することで困難事案を一人で抱え込まないとい

あなたの中の「べき思考」

2021年02月15日 12:23
優秀であるべきだ。正しくあるべきだ。そのような「べき思考」は、「向上心」や「正義感」にもなりますが、時として、自分を裁いて「劣等感」「罪悪感」になったり、他人を裁いて「怒り」になったりもします。自分の「べき思考」が、自分や他人を傷つけてしまう場合は、自分の「べき思考」を、少しだけ手放してみましょう。あるクライエントの方は、「人間関係において優秀さは重要でない」と手放して、人前で緊張しなくなりました。あるクライエントの方は、「人間関係において正しさは重要でない」と手放して、相手に怒ることが減りました。どちらも素晴らしい取り組みですね。窪田佳美 

言語化の効能

2021年02月02日 16:26
「話して解決する事だけが目的ではなく、話すこと自体が目的であり治療。」それが言語化の効能です。「どうせ話しても無駄だから」と思って言語化を怠るといずれ身体化したりツケが回ってきたりします。「ありのままの感情を言語化する」という事が意外に大事です。渡邊院長

誰得?な関係

2021年02月01日 13:19
Aさんは、甘いものが苦手です。ある日、友人が、差し入れに甘いものを持って訪ねてきました。しかし、Aさんは友人に気をつかって、本当の気持ちが言えませんでした。その友人は、Aさんを訪ねるたびに、甘いものを持ってくるようになりました。そうしているうちに、だんだんAさんは、友人が家に来るのが嫌になってきました。ある時、Aさんは考えました。私は、良かれと思ってされていることで、友人が嫌になっている。友人は、良かれと思ってしていることで、私に嫌がられている。この関係は誰得?「これからは糖分を控えようと思ってるんだ。」Aさんは、自分の気持ちを伝えてみました。友人は、Aさんを訪ねる時、苦手なものを持ってこなく

子どもを褒めるとき

2021年01月18日 17:54
以前、「子どもを叱るとき」というブログを書きましたが、子どもの褒め方がわからない。という方も、実はけっこう多いです。自分自身が親から褒められたことがない方にとって、「子どもを褒める」というのは、意識しないと難しい作業になるかもしれません。「偉いね。」「頑張ったね。」そのような褒め言葉がスムーズに出ない方は、子どもの行動をそのまま言葉にするだけでもいいですよ。子どもが宿題を終わらせたら、「宿題できたね。」それでいいのです。ただ、「今日は宿題できたね。」「今日は」をつけると、「褒める」ではなく「皮肉」になってしまいます。「宿題できたね。明日も頑張ろうね。」「明日も頑張ろうね」をつけると、「褒める」
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