記事のアーカイブ

心を「今、ここ」に

2020年06月16日 20:08
みなさんの心は、「今、ここ」にありますか?実は、私たちの心は「今、ここ」にないことが多いのです。過去のことをくよくよ後悔したり、未来のことをあれこれ心配したり。誰かの機嫌をそこねたのではと反省したり、嫌いな誰かのことを考えて悶々としたり。景色の良い場所にお出かけしたはずなのに、心は疲労困憊。けっこうあるんです。心が、「今、ここ」を離れて疲れてしまいそうな時は、目に見えるものに名前をつけてみましょう。空、雲、鳥、花、ご飯、コーヒー、時計、卓、右手、左手、右足、左足......。そして、心を「今、ここ」に戻しましょう。「今、ここ」を楽しんでみましょう。心が少し楽になるかもしれませんよ。窪田佳美&n

趣味で何が変わるの?

2020年06月15日 08:55
心の健康のために、趣味をしましょう。最近は、当たり前のように言われるようになりましたね。趣味をしたところで、何が変わるんですか?現実は変わらないじゃないですか?休日に趣味をしても、次の日が来て、会社に行ったら苦手な上司に会わなければならないんです。確かにそうです。趣味をしたからといって、現実は変わりません。では、何が変わるのか?「脳」が変わるんです。例えば、趣味の映画を見ている間、それに夢中になって、会社のこと、苦手な上司のことを考えなかったとしたら、「脳」が休憩できるのです。休日に「脳」が休憩できると、次の日のストレスを受け止めやすくなりますよ。「体」をたくさん動かすと、私たちは休憩します。

病気をきっかけに

2020年06月14日 14:48
病気になる前に戻りたい。そう思われる方は多いです。ただ、病気になる前の自分を少し見つめ直してみましょう。そこに「病気の種」はありませんでしたか?実際、病気になる前と同じ生活をすると、また病気になってしまう方が多いのです。私のオススメは、「病気をきっかけに行動を変える」です。自分を犠牲にして仕事をするのはやめよう。みんなに好かれる必要はない。辛い気持ちは我慢せず、誰かに聞いてもらおう。もしも、病気をきっかけに行動を変え、病気になりにくい自分になれたとしたら、病気はチャンスになるでしょう。病気をきっかけに、自分を見つめ直してみませんか?窪田佳美 

カウンセリング

2020年06月08日 11:05
辛い気持ちが癒されるためには、どうしたらいいのでしょう?辛い気持ちを言葉にして、誰かに聞いてもらうことが必要だといわれます。ただ、この「誰か」というのが案外難しいのです。例えば、おしゃべりな人。安心して話せませんよね......。正論を唱えて、説得する人。正解がわかっても、辛さは消えませんよね......。否定したり、説教する人。話す気すら無くなってしまいますよね......。誰にも聞いてもらえない辛い気持ちは、心の奥底に追いやられ、「病気のもと」になってしまいます。みなさんは、本当の気持ちが話せる安全な場所がありますか?カウンセリングは、自分のありのままの感情を話してもよい場所です。カウンセ

注意サインは人それぞれ

2020年06月08日 09:27
病気が悪化する前兆は個人個人で違います。知り合いに時々躁状態になる方がいて、その方は躁状態の前兆が「会話中に、やたらと韻を踏んで、ドヤ顔をしてくる」という分かりやすいものでした。注意サインが分かりやすい程早目の介入が可能となり本格的な悪化、入院を防ぐことが可能になります。渡邊院長

発達障害

2020年06月07日 18:02
なんで、社会は時間に厳しいの?なんで、社会では集団行動ができないといけないの?発達障害がある人たちにとって、この社会は大変生きにくいものです。しかし、本当に今の社会は正しい場所でしょうか?時間に厳しくない慣習の地区の生活が破綻しているわけではありません。仕事はできるのに、人間関係で休職、退職って、よく考えたら変じゃないですか?今の社会は、多数派の定型発達の人たち(発達障害でない人たち)が作った社会なのです。発達障害の人たちが間違っているわけではありません。劣っているわけではありません。むしろ発達障害の人たちが素晴らしい能力を持っていることを私は知っています。ただ、少数派なだけなのです。定型発達

AC(アダルトチルドレン)

2020年06月07日 17:56
同じ世界を生きているのに、ある人は生きるのが苦しいと言い、ある人は生きるのは楽しいと言います。お金やパートナー、社会的地位など、多くのものを持っているのに不幸せと言う人がいて、その一方で、多くのものを持っていないのに幸せだと言う人がいます。不思議ですね。その「違い」の理由を探求していくと、子ども時代の「親との関係」にその原因があることが多いのです。「親との関係」の違いで、こんなに見える景色が変わるのです。「生きづらさ」の答えを探して幼年時代にさかのぼる作業に取り組む人のことを、ACと呼びます。幼年時代にさかのぼる、それが辛い方もたくさんいます。1人で取り組むのが難しい方、カウンセラーと一緒に取

ASD初診受付再開、窪田佳美ブログ開始

2020年06月01日 21:49
7月からASDの初診受付を再開します。当院のルールとして初診は院長診察、2回目以降は発達障害専門の公認心理師・窪田佳美が担当します。7月からASDのグループミーティングも開始します。詳しくは窪田心理師まで。「窪田佳美ブログ」も始めました(院長ブログの下段)。

あるがまま受容

2020年05月29日 20:19
昔勉強させてもらった山陰地方の病院に、今は亡くなられてしまいましたが面接の達人がおられて、その先生が面接の最後に「あるがままを全受容した」とカルテに書いておられたのを最近よく思い出し、その意味の深さを実感します。アドバイスと価値観の押し付けは全く違います。説教や無用な解釈も患者は望んでいません。ただ黙って否定せず話を聞いて欲しいという思いを大切にしたいと思います。会話の途中どれだけ素晴らしいフレーズが思い浮かんでも、すぐに口に出さず我慢する忍耐も必要です。渡邊院長

楽にいこう

2020年05月29日 15:54
主治医が治してやろうという意気込みがギラギラしすぎると患者さんが気を使います。適度に力を抜いて「ほら、こんなに力を抜いてもいいんだよ」という見本になれたらいいなと思います。渡邊院長
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